友達を接待するような、しないような。

今日は日曜日。友達がわが家に遊びに来た。
正確には、近所のカレー屋で待ち合わせて、門さんを含めて3人でカレーを食べた後、そのまま家になだれ込んできた、と言ったほうが良い。
その友達とは、先日から何回か話題に出ている マリ(仮)。小学校高学年時代を一緒のクラスで過ごした、幼馴染の女の子だ。
最初は一緒に話をしたり、調べものをしたりしていたのだが、そのうち「自然に」マリは漫画を読み、私はインターネット、門さんはゲーム、と、一つの部屋にいながら別々のことをはじめた。

…そんな時間が緩やかに何時間も過ぎて行った。

お互い「おい、せっかくなんだから相手をしてくれよ」ということでもなく。それぞれが相手の存在を意識しつつ、ごくたま～～に会話はするけど、基本、好き勝手なことをして。

こんな時間を過ごしたのは何年振りだろう。
小学校、中学校の頃はよくあったかもしれない。友達を招いたり、友達の家に遊びに行っても、結局それぞれが勝手なことを始めて、でも帰るわけでもなく。時々話をしたりして。
これは、本当に「一緒に緩やかな時間を共有できる」友達同志にしか取れない行動だろう。
思えば家族の間ではそうである。年中話をしているわけでも、家族全員が同じことをし続けているわけでもない。

夕方、買い物から帰ってきた妻も交えて少し話をした後、夕飯の時間にマリは妻から「漫画を借りて」帰って行った。

なんだか、「気を遣うこと」を知らない小学生に戻った感じが、自分自身のリフレッシュになったそんな日曜日だった。

ゴロンと漫画を読むマリ(仮)とPCをいじる門さん。こんな光景をこちら側から、ときどきインターネットをいじる手を休めてながめていた。是良日。