ファン
最新のトラックバック
twitter
カテゴリ
全体
生活、家族 ANSoft 皆様からのご感想 ブログ / HP 鉄様(鉄道ファン) ゴン太 ぱこそん れとろげ~む 育児 チェリ ともだち アキハバラ サブカル 仕事 デミの輔 サンリオ 教習所日記 入院日記 ANSoft
フォロー中のブログ
検索
以前の記事
2012年 10月
2012年 04月 2012年 03月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2001年 01月 その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
![]() ![]() |
この犬には当初、「仮名」がついていた。
しかし、この家に来る前の「思い出」は消したいものがきっとあるはずだし、飼い主の言うことを忠実に聞かせるためには「その家族が付けた呼び名」があるとよい。妻も、犬が家に来たらどんな犬でも、どんな過去を持っていても「新しい名前で再出発してもらおう」と決めていた。 そこで、私は家族に「この犬には チェリ(Cherry)と名付けたい」と提案した。 最初、妻も門さんも、結芽子も、「??なんで??」と思ったようだ。そりゃそうだ。私が名づけるにしては、予想外な名前だったろうから。 そこで私は説明した。 実は、我が家には「チェリ」という名前の犬が、過去にもいた。それも2匹。 初代、そして2代目のチェリは、戦中、戦後を生きた、私の祖父「古川ロッパ」が飼っていた柴犬だ。とても賢い犬だったと聞いている。亡き私の母が少女時代にチェリを抱いている写真も遺っている。 和犬に「サクラ」ではなく「チェリ」と名付けるとは、実にモダンなロッパらしい。 暗く、悲しい時代から希望の光を目指す時代を生きた「チェリ」。 東日本大震災が起こった今年、同じような時代を生きることになるこの犬にも、賢く、愛されて生きてもらいたい。そこで、50年ぶりに我が家に「チェリ」という名前を復活させたかったのだ。 もちろん、私が「サクラ好き」であることも理由のひとつであることは否めない。 家族はその案にすぐに賛成してくれた。 さっそく、チェリに「君は、この家ではチェリだよ。チェリ、と呼んだらお父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃんのところに来るんだよ。」と話しかけた。 じっと目を見て人の話を聞くチェリ。この犬はとても賢いに違いない。 その日、チェリはうろつくこともなく、安堵したような表情で眠りについた。 ![]() こうなると、チェリにいろいろなものを誂えてあげたい。そこで、「ペット同伴で買い物ができる」川崎大師前の島忠へ、家族4人と一匹、車に乗って仲良く出かけた。 チェリは最初、車に乗るのを怖がっていた。おそらく、これまで「車に乗る=どこか知らない場所へ連れて行かれ、おいて行かれてしまう」という気持ちもあったのだろう。 しかし、その日は始終、家族が話しかけていたこともあり、そのうちリラックスしはじめた。 ![]() そして、家に帰ると、チェリはますますなついてきた。「車で出かけたのに、ちゃんと元の家に戻ってきた」のが嬉しかったのだろう。 ![]() ![]() ![]() ![]() この写真は結芽子が部屋に入ってきて撮ったものだが、おかまいなくグーグー。 チェリはすっかり、「ずーっとこの家に住んでいる」犬になった。 ドッグカフェのオーナーから電話があった。チェリの様子を聞いて「では、飼っていただけるのですね」と、「試し飼い期間」は終わった認識を示してくれた。 もちろん。チェリは誰が何と言おうと、すっかり我が家の一員だ。 家族全員のライフスタイルも、大きく変わるだろう。だけど、それにより得られるものは想像を絶するほどたくさんあるはずだ。 チェリに出会えて、本当に良かった。
by ansoft
| 2011-06-05 18:47
| チェリ
![]()
![]() |
ファン申請 |
||