昨日は結芽子の七五三。
まぁ月並みではあるが、お宮参りの前に、家族写真を撮る事にした。
月並みと言ったが。
写真を頼んだのは、地元長原駅前のヒルタスタジオ。
実はここ、大田区が、いや東京が誇る写真家
蛭田有一氏が写真を撮ってくれるスタジオなのだ。
蛭田氏はテレビ番組でも何度か紹介されている「人物写真家」。民主党の鳩山氏の写真集などを手がけていて、その筋ではかなり著名だ。
しかし、普段はなんてことない、街の写真屋さんである。
こういった記念写真も、格安で撮ってくれる。
ところが、結芽子は着慣れない着物に、硬いぞうりを履いていたため、長時間の撮影でついに泣き出してしまった。
しかし、長い時間をかけてなんとか泣き止んだところを撮ってくれた。
…さすがプロ、なんとか一瞬の笑顔を撮ったわけであるが、しかし、私は思った。
蛭田氏はただのプロではない。「人物写真のプロ」なのだ。
結芽子の気持ちは、本当に「泣き」だったはず。
だからきっと、本当は無理に笑顔にするよりも
泣き顔の結芽子を撮りたかったのではなかろうか。
そんな写真を撮ってもらってもよかったかもしれない。
そのほうが高かったりして。