横浜の関内へ出張する用事があった。仕事が終わったのは午後7時。
せっかくだから、馬車道を歩いてどこか適当な所で「横浜らしいもの」を食べようと決めた。
横浜といえば横浜カレー。あとは、中華街が近いから中華料理…
というわけで、「
生香園」と書かれたいかにも中華料理屋!という店に入った。
入ってびっくり。周富輝の店だった。店中に見慣れた顔の写真。
では、せっかくだから、何か「腕のわかるもの」を、と、中華丼を頼んだ。
すぐにアツアツの中華丼が出てきた。上品な味だ。
ゆっくりたいらげたあと、デザートに頼んでおいた「桃饅頭」=アンマンがやってきた。
その時。
店のオーナー、周さんが出てきた。
すっかり忘れていた。周さんはタレントじゃなくて、シェフだ。
ということは、さっきの中華丼も、このアンマンも、周さんが作った可能性が高い。
そう考えると、妙に豪華なアンマンだ。心していただいたが、やはり、お世辞抜きに上品な味だった。
会計を終えて外に出たら、周さんが立っていたので、ごちそうさま、と挨拶をして帰った。