千束ファイターズで「監督」業をはじめて3年になる。
今の3年生(結芽子たち)が1年生として入ってきたときから、チーム編成はかわれど、そのコたちを見てきた。あるときは結芽子が敵チームになったときもあった。4年生が応援に入ったときもあった。引っ越して、いなくなってしまった子もいた。
3年間で6シーズン、「公式大会」を戦ってきたが、これまで実は1勝もしたことがなかった。
試合に負けるのは監督一人の責任といわれる。それに間違いは無い。ただ、責任を取ったからといって、子供たちの気がおさまるものではないと思う。
だけどウチのチームのコたちは、幸い「試合を楽しむ」という精神に長けていて、つい先日の負け試合でも「監督、きょうは負けちゃったけど、楽しかったよ!!」という言葉が自然と出てくるコがいるのだ。
そして今日、秋の大会も最終戦。4戦全敗で迎えた第5戦。チームのみんなに「背水の陣」という言葉を教えてから試合に臨んだ。
子供たちは逆境に耐え、そして楽しみ、のびのびとプレーをした。
キャプテンの結芽子も、いつもはダメプレイばかりなのだが、今日はファインプレイも見せた。
そして… 勝ったのだ!!
しかも6x-1。Xゲームだ。
勝ったのは監督の功績でもなんでもない。子供たちの「気持ち」が試合を運んだのだ。
子供たちもいろいろ得ることはあったと思うけど、監督である私も、14人の子供たちにそれぞれ、いろいろなことを教わった気がする。
素晴らしいわがチーム。ありがとう。