2ヶ月ぶりのBLOG - その理由(わけ)と開放

門さんが英検に通ったネタは「臨時ニュース」だったため、本格的に「自分のこと」をBLOGするのは2ヶ月ぶり、いやそれ以上になる。
この間に何があったか。
正直に言う。

父が末期癌で入院したのだ。

正確に言うと、職場で倒れて入院し、手術をしてそれが末期癌だという事がわかったのだ。
そういう患者にはありがちだが、24時間看護(家族の付き添い)が求められている。
しかも事情があって、家からはあまり近くない病院に入院しているため、私と家内が交代で、家と、病院と、(私はそれに加えて)職場を行ったりきたりの生活を続けている。
病院を朝早く(日の出の頃)出て、家に一旦戻ってシャワーをあびて、そのまま出勤、なんていう日もある。
残業のあと、ふらふらになって病院へ「付き添い宿泊」に行く日もある。
仕事の都合でいけない日は家内が行ってくれている。

BLOGは携帯でも書ける。
実際、携帯のMSN Messengerはこの2ヶ月、大活躍をしている。家族間のリアルタイム通信にはおうおうにしてメールより格段に便利だ。

だけど、BLOGを書く「心の余裕」がなかったのだ。

じゃぁ今はあるのか。というと、正直「完全に余裕がある」わけではない。当然だ。まだこの形の生活は続いており、今日も私はさっき、病院から家に戻ったばかりで、これから家内が病院へ行くところなのだ。

ただこの生活を2ヶ月続けてみて、「半分くらい」は心が開放されている。要領を得たのかもしれないし、体が慣れたのかもしれない。あきらめもあるかもしれない。

今日は幸い、その「心の余裕」を持続できる時間的な隙間がある。
この2ヶ月の間にあった出来事や、思ったことをメモ的に綴りたい。
「投稿日時」と「その出来事が起こった日時」に食い違いがあるが、それはしばらくの間目をつぶって欲しい。


と、その「BLOG大解放」の前に。
どうしても最初に言っておきたいことがある。

それは家内に対する「ありがとう」だ。

考えてみれば、父親とは言え「義理の父」は他人である。
その他人を「夫の父親」と素直に置き換え、献身してくれるのを見るにつれ、心が痛む。だけどやらされ感ではなく、自分の気持ちで動いてくれることは本当にすごいと思う。
この奥さんと、結婚して本当によかった。これはどうしても先に言いたい。