こういう生活になって、初めてわかった「自分の素養」というものがある。
それは
自分は とても寂しがり屋
であるということ。
一人でいるときはもちろん、大好きな子供たちに囲まれていても、「家内が居ない」と気づくと、寂しくてたまらないのだ。
病室からメールを打ち、家内をMessengerに誘うことも多い。
だって、寂しいのだ。
忙しい看護師さんを捕まえて、話をすることもある。
だって、寂しいのだ。
夜中にローソンへ出かけて、バイトの女の子に話し掛けることもある。
だって、寂しいのだ。
通常の生活では、それなりにリーダーシップを発揮して、家族を引っ張っている自信がある。
ところが、その「チーム」編成が崩れると、とたんに自分は小さくなる。
そんな自分が初めて見えた。驚きだ。
今回の一件は、自分を客観的に見つめるよい機会になっている。
自分の成長につなげて行きたいものである。

画像:病室の窓から見える新宿の夜景(撮影:奥様)
この景色の美しさが寂しさを増長させるときもある。