朝は、いつもの時間に目が覚めた。
寝たのが3時ごろだったので、4時間弱しか寝ていない。
病室では、都合6時間くらい寝たときもあったが、点滴、血圧計、エアマットなどの機器類の音が一晩中していたし、やはり「病人を横に」熟睡なんてできないし(看護師さんもときどき来てくれるし)、朝は目覚めが悪かった。
この「第4四半期」。ずっとそんな生活だった。交代で泊り込んでくれた家内は「どんな状況でも寝られる!」と強がっていたが、やはり熟睡など出来ていなかったはずだ。
朝、目覚めたときに、近くに子供たちと家内の3人がいる。3ヶ月前まではずっと当たり前だったこの「当たり前」で今日はスタートした。
4人でご飯を食べ、4人で順番に風呂に入り、4人でテレビを見て、そして4人で布団を敷く。
こんな一日の「当たり前」の「ありがたさ」。
これも親父が教えてくれたことだ。