友達の家の食卓とはよく言ったものだ。

今日はヤマダ電機での買い物のあと、「最近、気になっていたバイキングの店」へ行こうという事になっていた。
それは碑文谷から大岡山方面へ環七を下ったところにある。
先日、秋川へ帰省した帰りに、ちらっと「ランチバイキング1000円、駐車場アリ」という看板が目に入ったのだ。
一見、レストランにも、ホテルにも見えない建物なので、どんな店なのかとても気になっていた。

いざ、行って見ると確かに駐車場はあった。とは言っても、まるでアパートか何かの、単に並列駐車をさせるスペース、というような代物で、店に入らない人でもホイホイ停められてしまいそうなものだった。
店に入ると、本当に店員なのかどうだかわからないくらいナチュラルなオジサンが応対してくれた。だだっ広いスペースにテーブルが几帳面に並べられ、その一つにわれわれ4人は案内された。
並んでいる料理は「ものすごく少ない」部類に入るが、一つ一つはとてもおいしそうだった。大きな皿にその全てを取り、席に戻って早速いただくと…
うまい！なんというか、「家庭料理」的なうまさがある。家庭料理的な、と言ったのは、味もそうなのだが、例えば「ゆで卵」が無造作に、殻ごと並べられていたり、カツオのマリネの横にソウメンがいきなり並んでいたり、パスタがちょっと焦げていたり(笑)、なんか、とても「素人っぽい」感じがあるのだ。ホテルバイキングでは絶対に味わえないものだ。
びっくりしたのは、今まで「料理を並べていたオジサン」が、やおら一つのテーブルに着き、いきなり「食事をし始めた」ことだ。冒頭にも述べたが、あまりにナチュラルなので、まるっきり「客と一体化」している。

家に帰り、この店のことをググって見た。すると、最初にヒットしたのは、ある人のBLOGだった。
そこにはこの店のことを「不思議で不思議で仕方のないレストラン。」と評し、さらに「まるで友人の家にでもお邪魔しているみたい。」と表現していた。

そしてこの店の「公式ホームページ」へのリンクが張られていた。

なるほど。本当に「食材集めについてはプロだけど、レストランの運営については素人」さんがやっているのか！！

あらためて。この店はお勧めです。