この年末年始休みに入る前、私と同じように普通車から軽に乗り換えた先輩が教えてくれたことがある。
「永っちゃん、やっぱ軽はね、3000回転が一番気持ちいいよ。高速でも80Km/h以上は絶対出さないの。登坂車線とか、積極的に使ってね。燃費もいいし。いいよ、3000回転。」
この先輩はクロカンのパジェロからいきなり「i(アイ)」に乗り換えたという経緯を持つ。その先輩の言葉だけにとても印象に残っていた。
今回、秋川への帰省には、行きは関越+圏央道経由、帰りは中央道+首都高経由というコースを使った。
どちらも100Km/hの道があるが、あえて今回、80km/hを厳守して走ってみた。
もちろん、一番左の車線を(周りに比べれば)のんびり、走っていったわけだが…。
確かに気持ち良い!!!
走り屋のスポーツカーや、高速バス、トレーラーにまでビュンビュン抜かされるが、その「抜かされていく」感じがなんとも気持ち良いのだ。エンジン音も静かに単調。それも気持ち良いのだ。周りの景色を見る余裕もある。80km/hというのは、心に余裕も出てくる速度なのかもしれない。
燃料計を見てみると、確かに減りが少ない。これは3000rpmがクセになりそうだ。
狭い日本、そんなに急いでどこへ行く。このキャッチコピーは秀逸だな、といまさらながら感じた。